登山記録 -南米- 雑記-豆情報-

【登山記録】2015年1月:アコンカグア登山/アルゼンチン・ノーマルルート解説&注意事項

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アコンカグア登山ノーマルルート紹介

準備編は前回でまとめた通り、こちらはルート紹介をメインにしていきます。

アコンカグアはノーマルルートとポーリッシュルートという2つがあります。後者はアコンカグアの南壁側からのルートとなり難度が高く、またそのリスクから入山費用も高く設定されています。興味がある人はサイトから見てみてください。

■行程(一般例・天候や自身の体調により可変します)

Day1:

aprox-tramo1

①バス移動

メンドーサ(760M)→→※プエンテデルインカ(2725M)

⇛1965m アップ

②エージェントオフィスを訪ね荷揚げ用荷物を預け、オルコネスまで送迎してもらう。

※プエンテデルインカ(2725M)→→オルコネス (2950M)

⇛200m アップ

※バスで降りる場所はエージェントによって手前のペニテンテスである可能性もあるので要確認を。

③オルコネスのオフイスでパーミットを提示、チェックインしキャンプ地コンフルエンシアへ向かう

オルコネス(2950M)→→コンフルエンシア (3390M)

⇛コースタイム:約3~4時間、440m アップ

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〈オルコネス〉
チェックインをする事務所はもう少し手前にある。
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〈チェックインオフィス〉
国立公園入場のサインインをし、ゴミ袋を受取、諸注意を受ける。
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〈道中〉
距離は短いが初日とあって荷物が重い。
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〈コンフルエンシア〉
各エージェントがテントを張っているので付近でテント張り宿営。

Day2:

①高度順応としてプラサフランシアまで上がり、またコンフルエンシアに戻る。

②夕方、キャンプ地保健所で血中酸素をチェック、問題なければ次へ進める。

コンフルエンシア (3390M)→→プラサフランシア (4000m)→→コンフルエンシア (3390M)

⇛コースタイム:片道約2時間ほど(上り) 600m アップダウン

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〈プラサフランシア〉
アコンカグアが下からよく見える展望ポイント。短期トレッカー達はここをゴールに1泊2日ほどでやってくる。

Day3:

aprox-tramo2

①コンフルエンシアからベースキャンプ地プラサデムーラスまで上がる。

②ムーラスにて荷揚げした荷物を受け取る

コンフルエンシア(3390M) →→プラサデムーラス(4300M)

⇛コースタイム:約7~10時間、910m アップ

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〈プラサデムーラスへの道〉
道中での順応も兼ねて水4リットル以上を持参しての移動
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〈ムーラの一団〉
荷揚げする荷物を運ぶ馬たちと道中何度もすれ違う。
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〈プラサデムーラス〉
約9時間かけて16キロ、900mアップのコースを歩ききる。サミットデイに続く最もハードな一日になった。

Day4:

①高度順応、休息日、夕方に保険所で血中酸素のチェックをし、問題なければ次へ進む。

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〈保健にて血中酸素チェック〉
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〈夕日に染まるアコンカグア〉
プラサデムーラスの真上にはもうアコンカグアが控えている。こちら側は雪が全くないので当初アコンカグアだとはわからなかった。
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プラサデムーラス以降のキャンプ地マップ


Day5:

①順応と荷揚げ目的としてプラサカナダ(カナダキャンプ)まで一部物資を運びデポして戻る。

プラサデムーラス (4300M) →→プラサカナダ(5050M)→→プラサデムーラス (4300M)

⇛コースタイム:約2~4時間(上り) 750m アップダウン

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〈道中の景色〉
カナダへの道、目下にプラサデムーラスがよく見える。

Day6:

①残りの荷物を持ってプラサカナダ(カナダキャンプ)まで上がる。

プラサデムーラス (4300M) →→プラサカナダ(5050M)

⇛コースタイム:約2~4時間、750m アップ

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〈カナダキャンプ〉
別の惑星のような荒涼感があるカナダキャンプ、ここは水がないので節約のため昼食後にあがった。
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〈夕日〉
カナダキャンプからの夕日は格別だった。
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〈夕日に染まるアコンカグアその2〉
この高さになると西日を差す方向に遮るものが全くないのでアコンカグアあたり全体が凄い色に染まる。このキャンプ地以降、夜間の風が一気に強くなる。

Day7:

①テント、一部食料・装備を持ち、ニドデコンドレスまで上がる。

プラサカナダ (5050M) →→ニドデコンドレス (5550M)

⇛コースタイム:約3~5時間、500m アップ

IMGP0798〈ニドデコンドレス〉

Day8:

:順応日、カナダキャンプに残りの荷物を取りに下り、またニドに戻る。

ニドデコンドレス (5550M)→→プラサカナダ (5050M)→→ニドデコンドレス (5550M)

コースタイム:約2~4時間(上り) 500m ダウンアップ


Day9:

:順応日、ベルリンキャンプまで上がり、ニドデコンドレスへ戻る。

ニドデコンドレス→→ベルリンキャンプ (5930M) →→ニドデコンドレス

コースタイム:約2~4時間(上り)、380m アップダウン

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〈夕日に染まるニドデコンドレス〉

Day10:

①最終キャンプ地ベルリンへ上がる。

ニドデコンドレス (5550M) →→ ベルリンキャンプ (5930M)

⇛コースタイム:約2~4時間、380m アップ

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〈ベルリンキャンプ〉
ここベルリンキャンプの強風ぶりは凄まじく、登山向けの高性能なテントであっても飛ばされたり、破損することが多い。事実多くの人がここで何かしらのトラブルに見舞われていた。
※予定ではここで泊まると書いているが、自分たちのテントのクオリティが酷く実はここからスタートすることができなかった。。

Day11:

①サミットデイ、午前5~6時頃よりサミットアタックし、登頂後ベルリンへ戻る。

ベルリンキャンプ (5930M) →→サミット (6962M)→→ベルリンキャンプ (5930M)

⇛コースタイム:約7~10時間(上り)、1032m アップ

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〈サミットへアタック中〉
日が出る前は寒すぎて、多くの人が夜明け以降に挑戦していた。風は強いが波がある状態。
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〈朝日に映るアコンカグアの影〉
圧倒的な美しさ、ピンク・フロイドのジャケットを思い出す。
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〈道中〉
白い岩が目立ち始めるポイントでおよそ6300mほど、インデペンデンシアと呼ばれる場所。
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〈大トラバース帯〉
トラバース帯に入ると一気に風が強まり、時折身体が浮いてしまうのではないかと思えるほどの強風で身動きができなくなる。
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〈グランカラネタ〉
6600m付近、ここが最後の小休憩ポイントになる。これより最後のアタックで頂上に至る。
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〈頂上〉
ニドデコンドレスから8時間半、ついに登頂を果たす。
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〈南米最高峰の景色〉
周りの山と比べ抜きん出て大きいことがよくわかる。

Day12:

①プラサデムーラスまで下山する。必要があればムーラを依頼し、一部荷物を預ける。

⇛ベルリンキャンプ (5930M)→→→→プラサデムーラス (4300M)

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Day13:

①コンフルエンシアまで下山する。

⇛プラサデムーラス (4300M)→→コンフルエンシア (3390M)


Day14:

①オルコネスまで下山し、チェックアウトをオフィスで済ませる。

②エージェントに連絡し迎えを呼ぶ。エージェントオフィスでムーラで送った荷物を受取、メンドーサ行きのバスでメンドーサへ戻る。

⇛コンフルエンシア (3390M)→→オルコネス (2950M)→→→→メンドーサ(760M)

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〈アコンカグア〉
二度と登りたくないと、心に誓って別れをw

上記は比較的一般的なスケジュールで且つ天候に恵まれていた場合の行程になります。とは言え挑む前に一定の順応を済ませておくほうがより好ましいでしょう。

自分達の場合もトータル14日でした。しかし天候や仲間の体調不良などのトラブルで内容には若干の差異はあります。

ちなみにツアー組などは16日+予備日2日でスケジュールが主に組まれています。

筆者のアコンカグア登山記録はこちら

■各キャンプ地の設備について

・レンジャー常駐

:コンフルエンシア、プラサデムーラス、ニドデコンドレス

→天気予報や、トラブルなど相談できます。

・保健所

:コンフルエンシア、プラサデムーラス

・エージェントテント

:コンフルエンシア、プラサデムーラス

→ムーラを利用していれば彼らのトイレや、水場、シンクなどを無料で利用することができます。(ムーラ利用の有無のチェックはされないので利用していなくても使えますが)

・水場

:コンフルエンシア、プラサデムーラス、ニドデコンドレス(ベルリンの有無は氷河次第なので現地にて要確認)

■諸注意事項

アコンカグア登山はかなり厳しく管理されており、少しでも違反が見つかると高額な違反金を支払うことになるので注意してください。特にレンジャーがいるキャンプ地では監視が厳しくなっています。

・健康チェック

保健所のあるキャンプ地から先に進むには彼らの承認が必要なので必ず診断、サインしてもらうように。高山病について知らなければ要確認を。

・ゴミ

指定のゴミ袋が渡されるので必ずそれに入れて持ち帰るように。(量が怪しい場合などでも違反金を取られることもあります。)

※エージェンシーを利用している場合はプラサデムーラスのエージェンシーのテントでゴミを捨てることができます。その際パーミットにサインをスタッフから貰えるので忘れないように、チェックアウト時にサインがあればゴミのチェックはありません。

・排泄物

プラサデムーラス以降はトイレがなく、自然分解もしずらいということで指定のゴミ袋に大便を入れないといけません。ムーラスに再び戻ってきた時にゴミをチェックされ、パーミットにサインをもらうことでムーラスに捨てていくことができます。

袋の中身までは確認されることはありません。紙だけ入れるだけにして、、残りはレンジャーバレないようする、というのも方法ですw

・違反金について

ゴミ、排泄物で200ドルのペナルティになります。もし所持金がないと持ってる装備で200ドル相当の品を質に取られてしまいますので要注意。後日メンドーサからオルコネスまで取り返しに来ないといけないことなります。

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