登山記録 -南米-

【登山記録】2014年12月:イリマニ登山/ボリビア・人生史上最も苦しんだ年末年始、悪徳ガイドと悪夢の登山

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What’s Illimani ? イリマニってどんな山?

別名「黄金のコンドル」と呼ばれ、ラパスを象徴するボリビアの名峰。しかし先に紹介したワイナポトシより距離が離れており、またワイナポトシよりも難しいとあって登山者は少ない山となっています。

FireShot Capture 6 - イイマニ山 - Google マップ_ - https___www.google.co.jp_maps_place

イリマニ登山概要

《アクセス》ラパス

《標高》6,439m

《技術度》☆☆☆★★

《体力度》☆☆☆☆★

ワイナポトシ同様、ラパス市内のエージェントを利用して行くのが通例です。装備一式全てレンタルが可能ですがクオリティに難があることが多いのでフィッティング時に入念にチェックしましょう。またワイナポトシと違い歩く距離も登る高さもあるので体力的に自身のない人にはオススメできません。

■金額、スケジュールなど

《登った時期》2014年12月

《同行者》ツアー利用・日本人4名

《日数》3泊4日

《値段》グループ・US$432(→当初は3800ボリと提示されるが値引きする。)

【費用内】

・送迎

・ギアレンタル

(寝袋、冬用登山ジャケット、フリース、冬用登山パンツ、ヘッドライト、ヘルメット、グローブ、プラスチックブーツ、ピッケル、アイゼン、ハーネス、カラビナなど、サミットアタック用ミニバックパック)

・朝昼晩食事、飲み物 ・ポーターサービス(食料、テント)

■行程

※悪徳ガイドとの問題でエージェンシー説明内容と食い違っていたので実際の行程と分けて記載しています。

Day1:

ラパスから出発地(4000m)まで車で移動し、3時間ほど歩きベースキャンプ(4400m)まで移動しそこで1泊。

ラパスから出発地(4000m)まで車で移動し、同標高のガイド宅で一泊

Day2:

ベースキャンプ(4400m)からハイキャンプ(5500m)まで各種ギアを持って移動、6〜7時間程度


ガイド宅(4000m)からハイキャンプ(5500m)まで移動、8時間半程度

Day3:

午前2時アタック開始(5500m)→頂上へ(6439m)→ハイキャンプで一泊


午前0時過ぎアタック開始(5500m)→頂上へ(6439m)→ハイキャンプからガイド宅へ(4000m)

↓上記とガイドに言われていたが

6100m付近で雪崩の危険ありとのガイド判断にて撤退→ハイキャンプ(5500m)→謎の遠回りコースを歩き8時間かけガイド宅へ(4000m)

Day4:

ハイキャンプ(5500m)→ベースキャンプ(4400m)→出発地(4000m)まで戻り、車でラパスへ

ガイド宅(4000m)から車でラパスへ

 

 

イリマニ登山記録

[一日目]

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〈イリマニの麓の村へ到着〉

ラパスから約3時間、出発の地に到着する。

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〈イリマニの麓の村〉

 

標高4,000mほどで非常に長閑な村、ここから先に進んでBCに向かうものと思っていたら、ガイド「BCは泥棒が出るから今夜はここに宿泊する」という嘘をつき、強引にガイドの家で宿泊させられる。

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〈イリマニに向かって〉

村の裏手にはイリマニが聳え立つ。ということでポーズをとる筆者。 停滞を強いられたため、明日は1日で1500m登って、その深夜に約6500mまで上がらないといけないスケジュールが確定し恐怖する。

 

 [二日目]

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〈ハイキャンプへ向けて出発〉

前日の対応などからガイドに対して不審が募りつつも出発。はじめは長閑な草原地帯をゆるやかに登っていく。

DSC00131〈岩稜帯へ〉

草原地帯を終えるといよいよイリマニに取り付く形で岩稜帯に入っていく。これが中々に急な道でかなり体力的に厳しい。特に自分は筋肉など登山者としてこの頃は未熟で本当に辛いものだった。

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〈更に標高をあげていく〉

徐々に雪も見えるようになり、また気温が一気に下がってくる。景色は美しいがやはり苦しい道。

〈厳しい傾斜の岩稜帯〉

ハイキャンプ間際は傾斜が更に厳しくなり、またガレも酷くかなり登りづらい。

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〈ハイキャンプへ到着〉

5,500mのハイキャンプへ8時間半ほどかかり到着する。ボロボロである。正直ワイナポトシの倍以上この時点で疲れていた。

そして、この時「初めて」ガイドから23時に起床、0時に出発するということを知らされる我々。 聞かされていたのは2時出発、更に登頂後はハイキャンプに留まらずにそのまま出発地点まで戻るという。 つまり、24時間内で2500m上がり、2500m下がる鬼畜スケジュール(汗)

この異常なスケジュールに対して文句を言うとガイドは「これが通常のスケジュールだぞ、嫌なら下山するか?」という口ぶり。

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〈テントを設営〉

とりあえず素晴らしい景色の場所でテントを設営していく。この間、結構な回数で雪崩が起きている。そもそも登山シーズンなのか?全てめちゃくちゃじゃないかと、みんなで愚痴を言う。

IMGP0323〈最高の夕日〉

食事後、少しでも体力を回復するべく寝ている間もずっと雪崩の音。この日は2014年12月31日、1年の最後を最高の夕日で締めくくり、ヘトヘトだったのに遠くに見えるボリビア最高峰サハマを見て疲れも吹き飛んだ。

[三日目]

 

DSC00170〈サミットアタック開始〉

雪は深めで、ほぼ直登でずっと登っていく。傾斜もそれなりにあるので大変な道。ワイナポトシは巻いて登る場所であったり、傾斜に波があるので楽ができたけどイリマニはそういったコースが一切ないのが大変。

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〈途中撤退に〉

標高6,100m付近、ガイドが2人で何やら話し合ってるかと思いきや、これ以上進むと雪崩の危険がある、死にたいなら登れ、嫌なら下山だ、どうする?という。ガイドなのに我々に判断を仰ぐという脅迫とも言える2択を突きつけられてしまう、ガイドがクズなのはわかっていたが、道中にも見かけた雪崩の後もあったので相談して撤退を決意。

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〈新年の朝日〉

うっすらと見える朝日、本当はこれを頂上から見たかったのだけど、しかしこれはこれでとても美しい景色だった。

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〈下山中〉

傾斜の厳しかったところで撮ってもらう。

 〈ハイキャンプに戻る〉

全員疲労が隠せない、最悪の心持ちで2015年元旦となる。

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〈謎のルートで帰る〉

ヘトヘトになりながらもリスクのある岩稜帯を抜けると行きとは違うコースを歩いている。どうやら遠回りをして帰っているらしく、ガイド曰く俺たちのトレーニングのためだ、という話。この時は殺意しかわかなかった。

IMGP0378〈長閑な景色〉

心情とは裏腹に景色は非常に長閑なもの。しかし下りなのに行きとほぼ同じ8時間をかけてガイドの家に到着という事実に、怒りを通り越して何も言えなくなる。15時過ぎにようやくガイド宅でようやくのランチを。

その晩、

なんと晩御飯が出てこない。部屋の様子を見に行くとガイド達は酒盛りをしていたらしく空き瓶が散乱。ちなみにこの酒たちはエージェンシーが年末年始ということで気を効かせてくれて我々に買ってくれていたもの。

食料も供給されていたものが一部盗まれていることが発覚、最悪極まりないガイド。

撤退の判断も本人達が面倒だったからじゃないか、という疑念がどんどん膨らむ。

[四日目]

DSC00247〈疲労困憊する我々〉

朝、帰るだけの日程(怒)、これなら昨日既に帰れただろと呆れる面々。

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〈日本食レストランで慰労〉

ラパスの有名日本食レストラン「けんちゃん」にてトゥルーチャ丼(トラウト丼)を食べる。美味かった。

まとめ、ボリビア登山では以下2点については注意しましょう。


・ガイド、エージェンシーについて

6,000m以上の登山にあたってボリビアは世界的に破格の値段で登山ができます。しかしそれは同時にガイドとツアーエージェンシーのクオリティの低さを表しており、当たり外れが非常に大きいという問題があります。ワイナポトシなど毎日登っている山は彼らも要領をわかっているので多少のことは何とかなりますが、それ以外は注意が必要です。

我々も当然納得いかないので戻った後、クレームをつけたところ一人50ドルだけですが返金させることができました。

利用したエージェンシーはALL Transportという、日本人には御用達のエージェンシー。ここで説明のスケジュールが違うこと、ガイドがクズだったことなど厳しく詰め寄ったおかげか、1年後くらいにここを利用したバックパッカーのブログではまともなスケジュールとガイドで登れていたようでした。

・天候、シーズンについて

今回年末年始にかけての挑戦となりましたが、周囲で雪崩が頻発してました。エージェンシーはお金の収集が第一目標で、現地のコンディションなど全く考慮してくれません。たまたまだったのか、この時期は常に雪崩の危険性があったのか、詳しく調べていないのでわかりませんが、登る前に出来る限り確認するようにしましょう。

 

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